別のPCで環境変数の設定をしようとした時に、WindowsのバージョンやPCの設定などにより普段通りの手順で開けずやきもきする場合があったので、どんな場合でもいけそうな開き方のメモ。
環境
Windows10 pro 64bit (21H1)
手順
Windowsのスタートメニューにある歯車マーク(設定)を開く
左上に「ホーム」の表示があればそれをクリック
システムを開く
詳細情報を開く(「Windows」+「PAUSE/BREAK」でいきなり詳細情報を開くことも可能)
関連設定のシステムの詳細設定を開く
システムのプロパティウィンドウが開くので「詳細設定」タブから「環境変数(N)...」ボタンをクリック
これで環境変数ウィンドウを開ける。
環境変数「Path」の設定
よく「パスの設定」「パスを通す」 「パスを通しておく」などと 言われる環境変数ウィンドウにて、変数「Path」の値を設定する行為のこと。
「c:\test」へのパスを通す = 環境変数「Path」の値に「c:\test」を追加する
という意味合いになる。
環境変数「Path」とは
たとえば、「c:\test\test_app.exe」があったとする。コマンドプロンプトからこの実行ファイルを実行する場合
C:\> c:\test\test_app.exe
C:\> test\test_app.exe
のように絶対パスか、カレントディレクトリからの相対パスで指定しないといけない。
環境変数「Path」の値に「c:\test」ディレクトリを追加しておけばカレントディレクトリにかかわらず「test_app.exe」だけで実行できるようになる。
ただし、「Path」に設定されているディレクトリの中に同じ名前の実行ファイルが存在していた場合は先に見つかったものが実行される。
環境変数の種類
ユーザー環境変数 | ログインしているユーザー固有 |
システム環境変数 | PC全体 |
ユーザー毎にパスを通したり、別のパスを通す場合はユーザー環境変数の「Path」の値を編集する。